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侵略戦争の背景:キリスト教の正体 人間のおぞましさ 粉飾された言葉の裏の執念に、怖気をふるう

『侵略の歴史』この500年、白人は世界で何をしてきたか  清水馨八郎   つづき

「聖書」を生んだカナンの地の過酷な風土 

ヨーロッパ人の世界侵略のシンボル、手段は「剣と十字架」である。「右手に剣、左手にバイブル」。剣は力、聖書はそれを生み出す精神。つまりその侵略を神の許した給う聖なる戦いと位置づけている。
侵略戦争の背景については、キリスト教の正体を知っておかなければ説明ができない。
キリスト教の生まれた聖書の故郷パレスチナの地理的背景はどうだったか。私はバイブルを開くたびに、部厚い本の最後に載っているたった一枚のカナン(パレスチナ)の地図を眺めていつも嘆息するのである。アブラハムやキリストやその弟子たちが活躍した聖書物語は、すべてこの狭い地図の中で起こった。その自然環境は、人間の生活に最も厳しい土地とされている。
人間生活にとって、日本は雨に恵まれた「湿極」と呼ばれ、カナンの地は「乾極」と言われて正反対の環境である。石ころだらけの土地、砂だけの砂漠、岩塩におおわれた不毛の地、塩分濃度が高く生物を寄せ付けない死海のような恐ろしい土地。
カナンの地がいかに人間にとって厳しい土地であるかは、その中央にその名も死海という名の塩の海があることで象徴的である。死海の谷は地球の裂け目であり、海面より300mも深く、地の底をのぞくようである。
人間居住空間としてカナンの地は、絶望的で例外的な土地である。この極悪な地に押し込められたユダヤ民族の宗教、これを母胎とするキリスト教の教えや戒律が、どうして普遍性をもちうるであろうか。まして湿極の日本人の生活に馴染むはずがない。
ユダヤ民族は、強大な東方の帝国の辺境にある貧困な、疎外された民であった。貧しい周辺地域に追いやられた牧畜民族の運命は、絶望的であった。
彼らはエジプトや三日月地帯(メソポタミア)の繁栄を羨望し嫉妬しながら、どん底の貧困生活を送らねばならなかった。だから彼らの崇めるヤハヴェの神は、他民族の繁栄を呪う嫉妬の神となる。同時にその富を略奪し、搾取する機会を約束する「征服の神」である。この神はその約束を実現する代償として、ユダヤ人に、貧苦と忍耐と禁欲と団結を強要する。
会田雄次氏は、いくら旧約聖書を読み返してみても、そこにどうしても理想と愛を見いだすことができない、と述懐している。彼は、そこに見られる征服と繁栄に対する妄執に、人間のおぞましさを感じるだけだ。粉飾された言葉の裏の執念に、怖気をふるうだけだと言っている。

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